クワガタムシとの生活

気が向いたときに趣味のクワガタを記事に残していこうかと思っています.……というのも今日までブログを始めるにあたりなかなか重い腰が上がらなかったのでマイペースに更新していきます。皆さんが知っているようなこと当たり前だろうというような内容ばかりになると思いますが時間がある時ヒマな時にでも御覧ください。

冬に備えて温室を作ろう!

 

夜中にスズムシやコオロギの鳴き声を聴きながら目をスゥーと閉じて風呂に浸かっていると無心になりますね。

 

ムシたちの演奏も後ひと月もすれば徐々に聴くこともなくなってしまう季節の訪れが何だか寂しくもあります。

 

今日は冬に活躍する温室についてお話ししましょうかね。

 

 

冬は暖房を使用せず温室でクワガタを飼育していますので宜しければ参考下さい。

 

以前に紹介した簡易温室のようなものではなく少々作成とお金に手間が掛かることになります。

 

こちらが普段から使っているクワガタ温室になります。

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写真のように温室は上段、中段、下段と分けてます。

寒さに強いクワガタなら上段、寒さに弱いクワガタは中段、下段に飼育します。

 

開いた様子はこんな感じ。

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夏場も飼育ケースの置き場として1年を通して使えます。

 

冬場の菌糸瓶の様子。

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今はラックの高さを変えてしまったので当初の扉の位置より高くなっていますが

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本来は中段扉の上あたり(黄線)に位置付けると良いです。 

 

温室を作る前にメタルラックを組み立ててみてこの場所にはケースが2段重ねにしても問題無いスペースを作ろうとかここは幼虫だけにしようとか最初に決めておくことが重要になります。

 

扉の内側

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扉の外側

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蝶番をとりつけているのですがこれは部屋に温室を設置する場所により右開きにするか、左開きにするかしっかりと考えることがとてもとても大切です。

作り終わってから後悔しても遅いですのでしっかりイメージして紙に作図すると良いでしょう。

 

簡単に言えば部屋の左側に設定する場合は左開き。

 

部屋の右側に設定する場合は右開きになるように蝶番を取り付ける位置を決めれば良いのです。

 

当初上開き扉も考えたのですが色々と面倒くさいのでお勧めはしません。

取り出しにくさや取り付け金具が増えることが理由としてありました。頭をぶつけたら1発でお終いですからね。

 

扉は180度開きにもできますが90度開けば全く問題ないでしょう。

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そこまで開く必要性はありませんからね。

 

それからラック板にはゴムシートなんか敷くことをお勧めします。

 

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これですね、この写真の黒いシートがゴムシートです。

地震の時でもズレ防止になりますし、1番の大きな理由としてはケースを置いたときにラック特有の「かあぁぁ〜〜ん」という不愉快な音が響かないようにすることです。

 

これが温室全体に振動が響き渡ってクワガタを驚かせてしまうからです。

幼虫ならよりストレスを与えることでしょう。

敷けば慎重にケースを置かなくても音が響くことはありませんので安心です。

 

 

それから温室に必須なパネルヒーター、サーモスタットですね。

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写真のように下段に設置すれば良いです。

メタルラックの下に設置するわけですからパネルヒーターを潜り込ませるスペースを忘れないようにして下さい。

 

組み立てる時は外がお勧めです。

メタルラックに限らず大きな物を組み立てる場合は室内だとカーペットを敷いていない場合は簡単に床や壁が傷ついてしまうので私としては外で作業することを勧めます。

当然木材を組み立てる場合もです。

近所迷惑もありますので夜中は論外ですね。

 

もちろん他の動物を飼育しているならラックの組み立て音は非常に不快な物になりますので室内で作業するなら遠く離れた部屋でするべきです。

 

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以前も紹介しました通り温度センサーはコンセントプラグがギリギリ通る程度の穴で十分ですので必要以上に大きな穴を作らないことです。

 

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サーモスタットの温度センサーはケースの出し入れに邪魔しない外側で良いでしょう。

奥から通すことも良いですね。

 

温度計とサーモスタットの温度センサーは一緒に写真のようにラック板の隙間に通して下さい。

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もしくは養生テープやインシュロックで固定しても良いでしょう。

 

温室内は保温シートをしっかりと貼りつけて下さい。

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扉の内側にも忘れずに。

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扉を閉めることに使うものが

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扉止めの金具になります。

ドライバーで固定するだけなので問題ないでしょう。

 

あるとすれば…

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扉止め金具の棒を差し込む金具を間違いカ所に取り付けてしまうことでしょうか。

 

黄矢印の扉幅と同じ角材の取り付けを忘れないようにしましょう。

 

転倒防止対策として

 

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前後3箇所に黄枠内のような木材の出っ張りを作っています。

震度の度合いを想定してまでは作っておりませんが無いよりは良いでしょう。

 

重要な温室の元となるのが写真の青い素材のスタイロフォームという断熱材になります。

 

スタイロフォームについては下記URLで詳しく説明してくれています。

https://www.dupontstyro.co.jp/styrofoam/feature.html

スタイロフォームはホームセンターで取り扱っていますがサイズが大きく車でないと運搬できないので通販を利用してもよいです。

 

ですがホームセンターであればこちらの指定する寸法を紙に書いて渡してあげればカットしてくれる場所もあるのでなかなかに便利です。

軽トラも貸し出してくれます。

通販で細かくミリ単位でカットしてくれたかは記憶外ですので色々と取り扱いのあるサイトで比較してみて下さい。

 

家や外でカットすると必然的に汚く、ゴミもでますからそこはもう個人の問題ですね。

私はまっすぐにカットできる、多少ゴミが出ても気にしない!と言う方はご自身のカットでも大丈夫でしょう。

 

温室の上には日頃からよく使うような飼育用品を乗せています。

 

物を乗せる場合には木材でしっかりと温室を囲む必要があります。温室を囲った木枠の上にスノコを敷いており、木材には防腐剤を塗っております。

念のため防腐剤を塗ったあとは屋外で1か月長めにおいておけば良いでしょう。

 

当然予報が怪しい時や分からない時は屋内にしまうように。

 

といった具合でしょうかね。

時間はかかりますけど最初だけですから。

作ってしまえば毎年安心して冬を迎えられます。

 

全てホームセンターで取り扱っていますが可能なら大きめなホームセンターが良いです。

よく見かけるホームセンターよりも大きなホームセンターが良いです。

これから1ヶ月以上はありますから本格的に冬が到来する前に早め早めの準備ということで今週末にでも足を運んでみてはいかがでしょうか?